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EMDR

トラウマ障害とは集約すれば、非常時には生き残りのために役立った脳機能が、安全な生活ではむしろ不適応を起こしてしまうことと言えます。それはすなわち、自分が解決への力を有しているということに他なりません。トラウマは問題などではなく、むしろその人が持っている潜在的な生き残りへの努力の現れなのです。当オフィスではEMDRをはじめとした新しい技法をトラウマセラピーに応用しています。

EMDRはフランシーン・シャピロによって開発され、トラウマ関連障害において認知行動療法に並ぶ治療効果が実証された治療法である。

ネットワークの中に凍りついたトラウマ記憶を、普通の記憶へと変える。余計だから取り除くのではなく、思い出しても平気でいられる記憶に変換することで効果を上げる、安全な介入法である。トラウマ記憶に五感、身体感覚、イメージを通した働きかけを行い、記憶の細部すべてを語らずにイメージだけを持たせると同時に、変化のモニターを確実に行うことで、クライエントの抵抗や苦痛を少なくすることができる。

EMDRは、その切れ味の良さから外科治療に例えられる。

自我状態療法に関して

健康に暮らす人であっても、職場の自分、家庭の自分、趣味に没頭する自分など、通常は違う側面の個性を持っているものであり、その場に合わせて複数の自分を使い分けをして生活をしている。病的な解離との大きな相違は、健康な個人においてはその使い分けが意識されており、使い分けている自分キャラクターの間の疎通が保たれ、総体としての一貫性があることである。


そうした自我状態間の疎通が解離障壁によりなくなってしまいつつある状態、切り離された自分が個々に漠然と存在する状態、さらには完全に別の人格を熟成した同一性人格障害の病態に至る手前の病態の人々に関して、有効な介入となるのが自我状態療法である。


しかもそれは自我状態のむやみな統合を測るのではなく、解離障壁を有効利用しつつ柔軟に、自我状態どうしの疎通を取り戻し、総体として機能する状態を目指すのである。大切なのは、病体も個人の生き残りの努力によって作り出された工夫の結果であり、その人の持つ力であることを尊重し利用していくことである。